地方シェアリングシティ構想~コミュニティの力で普及促進

シェアエコで地域創生

こんにちは。シェアリングエコノミー研究家のこういちです。

地方でシェアリンエコノミー普及の為のコミュニティ作りの構想を固めました。

福井県鯖江市でシェアリングシティを実現する為のオンラインサロン「SHARE BASE “SABAE”」(シェアベース鯖江)を立ち上げ予定です。

SHARE BASE 鯖江とは、未来の地方シェアリングシティ鯖江のBASE(ベース)となるオンラインサロンです。

地域創生へのシェアリングエコノミーの「威力」

2017年6月、政府が「未来投資戦略2017」を決定した、5つの戦略の1つとして、「シェアリングエコノミー」を取り上げています。

先月も、内閣官房の官僚の方が「シェアリングエコノミーは地方創生の切り札」と話すほど、社会問題の解決手段として強力な「威力」を持っています。

その「威力」を100%発揮する為にコミュニティが必要であると考えるに至りました。

従来型の経済と、シェア経済の違い

シェアリングエコノミーが「個人が自分らしく輝く為の仕組み」や「経済の効率化による生活の豊かさ」を支援してくれます。

そんなことがなぜ言えるのでしょうか?

理由は以下の比較図をご覧ください。

従来の社会構造について(図の左型)

現代社会は人が企業を通じて、サービスやモノを手に入れる時代になってきました。安心、安全な社会という意味では素晴らしい仕組みです。

一方で、個人の裁量(いつどこで働く)、自分らしい働き方(得意を活かす)、人と繋がる(友達ができる)、という意味では欠点の多い社会構造です。

例えば、大企業の末端社員や大手チェーン店のアルバイトの働き方は、個人の裁量は少なく、苦手なことも避けにくく、働くほど人間関係が豊かになっていくことも起こりにくいです。

こちらの経済圏では「個性は出さない」「忍耐が美徳」などの考え方が歓迎されます。

シェア経済が発展した社会構造について(図の右側)

図の右側は、個人同士がシェアサービスを通じて、直接つながることができる社会。

個人が個人に直接サービス提供するので、サービス品質はバラバラだったりするのですが、相互レビューの機能で品質の悪いサービスは市場から淘汰されるエコシステムを持っています。

それゆえ、実際の利用者の約半分は「シェアサービスの方がサービスの質が高い」などの調査データもあります。

シェアサービスのメリットは、法人サービスと比べて価格が半分以下。個人事業としての働き方なので、働く場所や時間が自由、自分らしい働き方ができることです。

個人事業自体は珍しくありませんが、それで事業を成立させるのは大変でした。それが、シェアサービスを使えば、10分で商売を開始できるほど簡単です。

シェア経済が発展した社会は、ネットワークの力を活用して、「真っ当な手段で好きな事を仕事にする」を実現できる社会構造です。しかも、市場パイの奪い合いではなく、シェア経済に参加する人が多ければ多いほど、「好きな事を仕事にできる人」が増える仕組みです。

従来の社会構造では、個性を殺すことが求められましたが、シェア経済では「多様性」「個性」が強いほど市場ニーズの高い人材になることができます。

さらに、サービス利用後に友人、知人になれる「余白」があるのもシェアサービスの特徴。例えば、ホテルに泊まってもその従業員と仲良くなることはありませんが、Airbnbのような民泊なら、泊まった後に友人、知人になる場合があります。

昔ながらのCtoC型経済の復活が社会を豊かにする

昔は、個人事業主同士のCtoC型の経済がメインでした。
産業革命を経て、大企業、サラリーマンの時代になり、BtoC型の経済がメインになってきました。

BtoC型経済は、合理的な仕組みですが欠点もあります。
例えば、「好きな事は仕事にできない」「社会人になると出会いがなくて友達ができない」のはBtoC型経済の社会構造上の問題です。

その欠点を補ってくれるのが、シェア経済(CtoC)。昔ながらの人間らしいつながりを復活させてくれます。

特に地方では、BtoC企業では対応できない小さなニーズにも対応できるCtoC型のシェア経済の普及が社会インフラとして必要です。(例えば、ライドシェア、子育て、家事シェアなど)

シェア経済普及の敵は「多様性」を許さない日本社会の負の同調圧力

社会に浸透が求められているシェア経済ですが、特に日本は浸透が遅れています。

シェアリングエコノミーを利用しない理由No.1は、「事故やトラブル時の対応に不安があるから」という調査データが有名です。(2016年2月総務省調べ)

私はそれに加えて「多様性」を許さない日本社会の負の同調圧力がシェア経済の普及を阻害する要因だと考えています。

具体的には、

  • 「副業? もっと本業でしっかり結果出すことに集中しようよ」
  • 「家事代行? 家事くらい自分でやらないとみっともないでしょ」
  • 「子育てシェア? 子供の世話はお母さんの仕事でしょ」
  • 「好きを仕事にする? 何甘えた事話してるの?仕事は忍耐なんだよ」

新しい時代に合った生き方を実践しようとしても、従来の価値観が根強い周りの人(親、友人、同僚)からは否定されるのがオチです。

従来の社会的価値観からはみ出した考え方を「徹底的に批判する」「冷ややかな目線で見る」ような負の同調圧力が新しいシェア経済の普及を阻害しているのではないでしょうか。

シェアエコ普及の初速はコミュニティが一番の解決策

そこで、「Facebook上の非公開グループ」を活用したオンラインサロン型の100名規模のコミュニティを作ることで、「負の同調圧力」と対抗できる環境が必要であるというのが現状の答えです。

新しい生き方を実践しようとした時に、そうした行動に「共感」してくれるコミュニティ(仲間)がないと、前に進めないからです。

シェアエコのコミュニティで重視すべきルール

今月立ち上げるオンラインサロン型のコミュニティでは以下の文化を大事にするつもりです。

1. 先にGIVEする文化で、互助会の機能を最大化

学びを一番シェアした人が、巡り巡って結果的に一番与えられる原則があります。
色んなオンラインサロンを見てきましたが、この文化があるコミュニティはメンバーの成長が圧倒的に早い。

昔ながらの地域コミュニティも、畑で取れた野菜を積極的にご近所にGIVEしていました。余剰資産をGIVEすることで、困った時に逆に助けてもらえる文化を形成していました。

現代では、ご近所の助けがなくても暮らしていける時代になり、この文化は薄れてしまいました。

ゆるい繋がりでも長期的な繋がりにすることで、GIVEした後にTAKEが戻ってくる可能性を高めることができるので、昔ながらの互助会の機能を文化として定着させられるはずです。

現代版の互助会は、「モノ」よりも、「ノウハウ」「サービス」「フィードバック」を資源としてお互いにGIVEすることで、一人では到達できない豊かさを享受できるはずです。

2. チャレンジ精神&ポジティブ精神が基本

失敗しても一番チャレンジした人が一番偉い価値観を持ったコミュニティが大事です。

世の中には、「どうせ失敗する」「何かおかしなことを始めた」などと語る批評家はたくさんいます。ネガティブな人に囲まれて人生を過ごすと、行動に二の足を踏んでしまう事を防ぎたいです。

シェアリングシティ×コミュニティで地方創生に貢献

シェアリングエコノミーをコミュニティの力で広げる施策を今月からはじめます。
クラウドファンディングなどでご協力して頂きたいと考えていますので、共感頂ける方がいましたら、何卒よろしくお願いいたします。