シェアハウス型マンションのソーシャルアパートメント入居者同士11%が結婚

シェアエコ体験記

急速な少子高齢化があらゆる社会問題の根源的な要因になっている日本社会。

少子化の背景には、そもそも日本の未婚問題があると指摘されています。そして、未婚になる要因の一つは、「恋愛結婚」にこだわる現代の価値観。それに加えて、短期的に選んだり選ばれなかったりを繰り返して傷つけ合う、現代の婚活事情も未婚への影響を与えているのではないでしょうか。

婚活マッチングアプリ、婚活パーティなど選択肢が多いから決断できない、してもらえない場合も多く、精神的に摩耗する人も少なくない状況です。

そんな中、恋愛結婚の価値観のまま疲弊しないで、未婚問題を解決する策としては「20〜180人規模のシェアハウス型マンションに日本の20〜30代独身が当たり前のように暮らすこと」を提案したいと思います。

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4年間で入居者同士が約11%も結婚する


シェアハウスによっては、入居者の10人に1人が、恋愛結婚に至っているという驚きの数字も。

私の住んでいるソーシャルアパートメントの一物件(全48室)では、オープンして4年間で、入居者の10.8%(※)が入居者同士の結婚(結婚直前含む)に至っています。
※4年間の全入居者111人に対して、結婚済カップルが4組。結婚直前カップル2組の計12人。

恋愛まで至った数であれば、4年間で全12組、入居者の約22%が恋人同士になっている計算です。その中で、別れたカップルは4組という状況(入居初期メンバー調べ)。

ソーシャルアパートメントを運営するグローバルエージェンツの広報担当によると、各物件の入居者同士がカップルになる平均確率は10%程度とのこと。サークルや部活でカップルができる確率とほぼ同じくらいの感覚でしょうか。

シェアハウスが出会いのエコシステムである5つの理由

20〜180人規模で他人と一緒に暮らすことは、出会いの場として優れたエコシステムなのは以下のような理由があるからです。

① 自然体で住めばOKなのでストレスフリー

便利でオシャレだから住む人も多く、そもそも「婚活」と名のつく場所ではありません。学生時代の部活やサークルと同じように、自然体で生活を楽しんでいる間に出会いに恵まれるような空間。婚活パーティのように相手を値踏みするようなコミュニケーションは起きないので、神経をすり減らして暮らす必要はありません。

② 毎月1人以上の入居者との出会いがある

シェアハウス住人はフットワークの軽い人が多く、約1〜2年で引っ越しする人が多いため、毎月1〜2人が入れ替わります(50人規模の場合)。それゆえ、お金や時間を投資しなくても、住んでいるだけで自然に出会いに恵まれる環境になります。

③ 周囲の目があるので「遊び人」が活動しにくい空間

複数の異性にアプローチするようなタイプは「危険な人」としてすぐに認知が広がるので、そもそも“遊び人”が入居したがらない空間。流行りのマッチングアプリのように、“遊び人”が徘徊していなくて安全です。 周囲を取り巻く入居者が知り合いばかりなので、結婚までの外堀が埋まる環境ともいえます。

④ フィーリングが合うことを十分に確認できる環境

料理中やラウンジでの雑談、イベント時の交流など、自然な人間関係のタッチポイントが多く、入居メンバーのことを深く知れる機会がたくさんあります。

他の入居者からの評判も分かりやすいので、相手のことを多角的に知りながら仲を深めていくことができます。さらに、半同棲のような環境であるため、結婚後とのギャップも最小限に抑えることができるはずです。

⑤ カップルは自然に退去するため、独身比率が常に高い

カップルの大半は2人だけの空間を求めたり、結婚のためだったりで退去していきます。代わりに、独身の人が入居してくることになるので、独身同士が自然に多い環境が維持されます。

恋愛結婚派、時間をかけて人間性をアピール

学生時代に部活・サークル内でカップルができたときと同じような感覚で、自然に恋愛に発展するため、恋愛を経て結婚したい人向きです。 特に、外見や人見知りしない話術で、短時間で相手の心をつかむのが得意でない人でも、時間をかけて人間性をわかってもらうことができます。

ただし、あくまでシェアハウス型マンションでは、多様性を重視しています。異業種、外国人、多世代の人々との交流を楽しめる人が基本。結婚願望ばかりが空回りして、異性ばかりに目を向いている人が好まれないのは、学生時代のコミュニティーと一緒です。

シェアハウス型マンションに初めて住むことに、「他者と住むことでトラブルや、もめ事は起きないか」など、不安や心配を持つ人もいるかもしれません。

けれど結婚願望のある人にとって「シェアハウスでわずかに起きる可能性のあるトラブルのリスク」より、「自然な形で出会えるチャンス」の方が、よっぽど重要ではないでしょうか。