海外旅行に交流目的でAirbnb (エアビーアンドビー)を使った初回の感想

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海外旅行先(台湾)でAirbnb(エアビーアンドビー)を生まれてはじめて使ってみました。そのリアルな感想をお伝えします。ちなみに、一人で行く海外旅行自体が人生初です。

Airbnbとは、世界中のユニークな宿泊施設に泊まれる民泊サービスで、世界中に300万(2017年6月現在)以上の宿泊先が登録されています。

今回の使用シーンは「3泊4日で現地との交流を目的とした一人旅」です。「暮らすように旅しよう」というAirbnbのキャッチコピーがどの程度実現できるのかを確かめてきました。

Airbnbで予約してみました

台北市(台湾の首都)に泊まる予定で、Airbnbで検索した結果、宿泊価格と立地が以下になります。

Airbnbで「台北市」を検索した結果


※2017年6月現在

1泊で1,704円~5,340円が相場の価格帯でした。ホテルの相場価格より安くなるのは知っていましたが、想定していた相場よりだいぶ安い印象です。

とはいえ、現地(台北)の宿泊価格の相場自体を知らないので、Airbnb以外の価格帯を調べる為に、「楽天トラベル」や「ユースホステル」の宿泊価格と比較してみた結果がこちらです↓

Airbnbとその他の宿泊方法の価格比較

「6月の平日に現地で1泊」という条件で比較してみました。

項目
価格帯
検索結果
最多
レビュー数
Airbnb 1,704円~5,340円 17件 180件
一般的なホテル
楽天トラベル
1,826円~62,668円 330件 715件
ユースホステル
hostelworld
928円~13,150円 95件 1,947件

※「Airbnb」「楽天トラベル」「hostelworld」で検索した結果
※一般的なホテルのプランには「朝食付き」なども含まれています。

比較結果からすると、とにかく「最安」であればユースホステルが一番。高級サービスを受けたい場合や、朝食、夕食を付けたい場合はホテルという選択肢になります。

台北市内のAirbnbの宿が17件で、想定より少なかったです。Airbnbはシェアリングエコノミ―で最も有名なサービスの一つとはいえ、既存サービスの宿泊施設数と比べるとまだ10分の1以下という規模感です。

申込から実際にチェックインするまでの感想

ホテルとの違いは「承認待ちがある」「鍵の受け渡し方法の確認が必要」

Airbnbは、一般的なホテルと異なり、申し込み後にホスト側の「承認待ち」というステータスが存在します。今回、申込から10分ほどで相手側から「承認」が得られました。
申込が素早く承認されないと、旅のプランそのものが立てにくくなる為、一般的なホテルより旅の計画が短期間に立てられないリスクが存在します。

また、鍵の受け渡し方法の詳細がページ内に記載されていません。メッセージでホスト側とやり取りをしてチェックインの時間を伝えつつ、「鍵の受け渡し方法」の確認が必要です。

一方、ホテル予約だと、こうしたコミュニケーションを取る必要がありません。「コミュニケーションを取ろう」とサイト上の記載内容で促されていたのは、コミュニケーション不足による擦れ違いを防ぐ為のようです。

宿につくまでが少し大変

宿泊当日。実際の住所の番地をもとにGPSで家を見つけないといけません。ホテルは外観をパッと見るだけで分かることと比べると、宿を見つけるのにやや苦労する可能性があります。

タクシーで向かう場合でも、「ホテル名を伝えれば連れて行ってくれる」という従来のやり方が使えません。事前に、スマホのGPSで宿泊場所の「お気に入り登録」だったり、スマホのメモ帳に「宿泊先の住所」の記載をオススメします。(後で、タクシーアプリのUberで目的地入力に使える)

今回、一本道を間違えて探してしまい、ホスト側とメッセージで「GPSのキャプチャを送って」などのフォローをしてもらって、辿り着くことができました。

宿の中について

今回泊まったのが1泊2,400円程度の4人相部屋。
Airbnbで部屋をガッツリ貸す目的で作られた部屋作りになっていました。

玄関もすごくオシャレです↓

家の扉と部屋の扉がカードを使ったスマート認証

チェックインして、まず渡されたのが「家の扉」と「部屋の扉」を開けるためのカード。
部屋の扉はさらに暗証番号がないと開かない仕組みになっています。民家なのにハイテクな仕組みが整っているのが凄い。

部屋の中はキレイで清潔でした

100以上の高評価レビューが付いているだけあって、部屋の中は清潔でオシャレな雰囲気が維持されていました。日本語、英語、中国語で、部屋の中のルールなどが記載されたマニュアルが置かれていました。

ホストとの交流について

認証カードの使い方や、洗濯機の使い方を教わりながら、今回がはじめての台湾旅行であるという話題で英語で5~10分ほど会話しました。今回、相部屋の住人(旅仲間)との交流がメインとなってしまい、ホストとの交流はこれくらいで終わってしまいました。

部屋の中にあるマニュアルを確認すると、1時間1,000円程度で観光案内に付き添ってくれるサービスが用意されていました。現地をガッツリ案内してほしい時はこうしたサービスを利用すると便利かもしれません。

相部屋の住人との交流について

4人部屋の中に、自分の他にマレーシア人が2人宿泊していました。

夜9時くらいにマレーシア人の一人から、
「今から夜市に行くんだけど、一緒に行かない?」
と誘われて、徒歩圏内にある夜市に一緒に行くことに。

世間話をしつつ、夜市の人気店を複数教えてもらい、一通り食べることができて満足。

深夜になると、マレーシアの2人と以下のような会話をしました。

・明日も一緒に夜市に行く話
・アジアの国々の違いや旅の体験談
・日本の福島原発による影響について

英語力が及ばない部分は、音声翻訳アプリや、LINE翻訳を駆使して伝えました。

チェックアウト前に「君はもう少し英語を勉強した方がいいよ」と言われて若干凹みました…。

宿泊後のレビューについて

Airbnbからレビューの催促メールがきたので、レビューを書き込みます。
「相手に非公開の運営報告用レビュー」と「公開用レビュー」の2種類があり、双方がレビューを書き込んだ後に、双方のレビューが同時公開されるようです。

「相手側の評価に影響されたレビューにならない仕組み」は、レビュー評価の信頼性が高まるので、日本の各シェアエコサービスにも是非取り入れてほしい仕組みです。

Airbnb vs ユースホステル、交流に最適なのはどちらか

宿泊サービスを比較した結果、一つの疑問にぶつかりました。
「ユースホステルの相部屋」と、「Airbnbの相部屋」とでは、交流したい旅行の場合どちらが最適なのでしょうか。

実際にどちらが良いか確かめる為、Airbnbではなく、あえて「ユースホステル」にも1泊だけ泊まってみました。6人の相部屋だったものの、1泊928円の激安ユースホステルです。
結果的に、カプセルホテルのような部屋作りになっており、部屋の住人同士の交流はゼロで終わりました。

もう少し高い宿泊費の2,000円台のところにして価格帯を合わせないと比較にならないと反省。それでもいくつか気づきがありました。

Airbnbとユースホステルのどちらに泊まるべきかの結論

・Airbnbの方がホストもゲストも「交流を楽しむ文化」があるので、交流目的ならAirbnbがオススメです。
・ユースホステルで、1,000円未満レベルの安さだと素泊まり目的の人が多く、「交流しない人」「深夜に帰ってくる人」が多い印象(※)
・チェックインの時間がズレ込む可能性がある場合は、常駐の人が確実にいるユースホステルの方が安心。(玄関に受付用スペースが存在し、複数人で運営されていて、いつでも声をかけられる安心感がある)

※シェアハウスも同じで、格安家賃のところは「安さ目的の住人」が多く、交流が発生しにくい。一人暮らし並みの家賃のシェアハウスの方が交流が活発になるのと同じ仕組み

Airbnbを実際に使ってみた感想まとめ

・海外旅行先で現地と交流目的なら「Airbnb×相部屋」の組み合わせがオススメ!(「現地ホスト」と「旅仲間」の両方と交流ができる可能性がある)
・宿泊価格の相場が通常のホテルより安い。
・ホスト側がどの程度の交流を望んでいるかは分からないので、必ず深い交流ができるわけではない。
・ホテルならチェックインの時間をズラしやすいけど、Airbnbは個人に家で待機してもらう分、チェックイン時間を後から替えにくい。(時間通りに行かないとってプレッシャーがある)
・複数の相部屋を運用している相手は、ビジネスライクな面も多いので、ホスト側とより仲良くなりたい場合は、素人感の強い相手を探す必要あり
・宿泊の申し込み後、「承認」が下りるまでは旅行計画が立てづらい期間が発生する。
・宿に辿り着くのが、一般的なホテルより少しだけ大変。(「タクシー運転手にホテル名を伝えるだけ」ができない)
・現地で会った人と一緒に行動する可能性も含めて、融通が利く旅行計画にしておくとGOOD。

普段旅行に行かない自分が、Airbnbの海外旅行で得た気づき

はじめて海外一人旅に行った結果、

海外旅行こそ体験型消費の極みである

と肌感覚で分かりました。
「日本文化との違い」に、細かな気づきが何度もあることが旅の一番の楽しみです。

一般的な海外旅行だと「観光地や交通機関の違い」などを楽しめますが、Airbnbは、「現地の人の考え方や家の中の文化の違い」を+αで体験できるのが魅力です。Airbnbがシェアリングエコノミーサービスの中でも随一の人気を誇るのも納得です。