単発バイトアプリ「タイミー」利用で失敗しない為の3つの利用ポイント

シェアエコ体験記

空き時間を利用して学生がもっと豊かに働くことはできないのだろうか。

そんな世界を実現するのが、アルバイトのワークシェアアプリ、Taimee(タイミー)。空き時間に楽しく働きたい学生にオススメのサービスだ。

立教大学経営学部3年在学中の学生起業家、小川嶺さん(21歳)が2018年8月に立ち上げたサービスである。2019年1月10日には、サイバーエージェント、エン・ジャパンなどから3億円を資金調達した。

サービス開始から1年以上経った、2019年10月現在、登録者数は学生を中心に10万、登録店舗は2,000を超えている人気アプリである。

一般的にはアルバイトは、一方的な労使関係であり、雇う側が強くなってしまいやすい性質がある。一方でタイミーはお互いにレビュー評価するため、「働いていてつまらない」「職場の雰囲気が悪い」ような職場は自然に消えていくので、結果的に楽しい仕事ばかりが掲載されやすい仕組みになっている。

タイミー利用前に気を付けておきたい3つのポイント

  • 関東・関西・福岡が対応エリアなので、田舎に住む人は残念ながら使うことはできない。(2019年10月時点)(逆に、都市部に短期的に滞在したタイミングで出稼ぎのように稼ぐことは可能)
  • 飲食店などでは、事前にスキル登録などの自己申告が必要でそれをクリアしていない人は応募ができない。(オフィスワークなど事前に経験がなくてもできる職種もあるため、自分に合ったバイト先選びが必要。)
  • 「その職場に合ったスキルを最低限もっている」「やる気をもって仕事に取り組む」ができないとレビュー評価が悪くなり、今後アプリが使いにくくなってしまう。

今すぐ働けて、今すぐお金がもらえるバイト版Uberを目指す


タイミー 代表 小川 嶺氏 提供/タイミー

タイミーは、「働きたい時間」と「人手が足りない時間」をマッチングするシェアリングエコノミーサービス。スキル申告制度や相互レビュー評価の仕組みによって、面接や履歴書なしでもすぐに働ける仕組みを用意している。現在のタイミーへの登録企業の8割は飲食店。居酒屋などは繁忙期である毎週金曜夜だけ頼む場合も多いという。

「アルバイトの中心世代である20歳の人口が、20年前と比べて30%も減っているという人手不足問題があります。タイミーは、学生の空き時間と、人手不足の企業をマッチングさせることで解決を狙っていきます。」

面接なしのアルバイトで気になるのがキャンセル問題。マッチング後にキャンセルになった場合でも、自動で同じ時間に投稿している他のユーザーにアプリ内に通知が送られるため、高確率で他の人手を確保できる仕組みがあるという。ちなみに、ドタキャンした場合は、信用スコアの問題でアプリは使えなくなるルールになっている。

タイミーはマッチングまでの速さが売りで、案件を出してから「1時間以内」にマッチングする場合が最も多い。募集は3日前から当日募集で実施されることが多くなっている。

1日だけ飲食店で働いて本当に戦力になれるのか実際に試してみた

学生にスポット的に働きにきてもらうだけで、バイト先は仕事の戦力として活用できるのだろうか。

今回、実際にどんな働き方になるか試してみるとタイミー側に伝えつつも、人選を隠した上で、飲食店バイト経験のある知り合いの大学院生、糸原さん(23歳)にタイミーで仕事体験をお願いしてみることした。彼女が選んだ案件は、居酒屋のホールスタッフ。全6時間で6,000円の報酬と交通費が一律500円支給される。

前日夕方の申し込みでも即マッチングが完了し、当日までにLINEで2度、タイミーからのリマインド(返信必須)があり、ドタキャンの可能性を減らす工夫がされていた。

糸原さん曰く、当日現場では開始10分ほど仕事の説明を受けた後、5分で制服に着替えて、早速の業務スタート。居酒屋が混まない時間(17:00)からスタートして、少しずつ教えてもらうことで、繁忙タイムには仕事を回せるようになったという。


タイミーを使って糸原さんが1日居酒屋バイトした時の様子。

「はじめは、皿洗いや席の片付けだけを担当することが多いと思っていましたが、注文を取ったり、配膳や席のセッティングなどレジ打ち以外のほぼ全てのホールスタッフ業務をこなすことができました。」


タイミーでの仕事中に誕生日ケーキを運ぶ役割も担当。

終業時間の23:00ピッタリに残業なしでバイトは終了したという。これはタイミー上のルールであり、後のレビューでも「終了時間に終えることができたか」を確認される。

事後レビュー項目は他にも、「また働きたいか」「掲載の業務内容と同じであったか」を回答する。

飲食店での単日参加でも戦力になれた3つの理由

結果的に大学院生の糸原さんがはじめてのバイト先にも関わらず、問題なく戦力として働けている姿を確認することができた。上手く働くことができたのは以下の3つの理由があったという。

  • 「スキルの自己申告がないと応募条件をクリアできない仕組みがあった。」
  • 「他店舗からのヘルプの多いチェーン店だったので、新しい人を育てることに現場が慣れていた。」
  • 「皿などの場所も全てテープで記載があり、はじめての職場でもわかりやすい工夫があった。」


実際のアプリのスキル登録画面のキャプチャ 提供/糸原さん

「タイミーは、色んな仕事の世界を見える楽しさがあると思いました。ただ、私の場合、せっかく働き方を覚えたので、次に働くならまた同じ店で働きたいと考えています。」

タイミーによるとリピーター優先で働ける機能も今月末に実装して、一時的に働いた出会いをキッカケに繰り返し働ける仕組みも用意していくとのこと。

「目指すは最年少上場」 21歳社長が目指す、学生の働き方改革

21歳学生社長である小川氏は、高校生時代からビジネスコンテストに参加したり、リクルート、サイバーエージェントなどすでに5社で働いた経験がある。タイミーのアプリも大学3年生の夏に1カ月で作り切ってしまうほどのバイタリティの持ち主だ。

「サービス開始から5カ月で、業務委託合わせて35人のメンバーまで成長し、今回3億円の出資も得ることができました。ずっと順調だったというわけではありませんが、周りから支えられてここまできたことが自信に繋がり、今では3年後の24歳で最年少上場(※)を狙うようになりました。」
※現時点では、株式会社リブセンス代表の25歳1ヶ月が最年少記録である

小川氏は「人手不足」「働き方改革」への注目が集まっていた時代背景など運の要素も大きいと語る。謙虚で礼儀正しい面と大きな野心の両方を併せ持つ21歳学生起業家の動向は2019年も要チェックだ。

↓公式サイトからiPhoneアプリをDLして、個人情報を登録すれば翌日の案件から早速働くことが可能。