【2019年版】シェアリングエコノミーが生み出す本当のメリット11選

戦略活用コラム

シェアリングエコノミー業界に入って約2年で分かった、「ホスト視点」「ゲスト視点」「社会視点」の各サービスの利用メリットをお伝えします。

シェアサービス利用の計11つのメリット

ホスト視点の3つのメリット

  1. 「自由な働き方」「人間らしい働き方」「自分らしい働き方」「個人主体の働き方」が実現
    企業でのマニュアル的な働き方ではなく、個人間取引(CtoC)主体なので、本人にサービス作りの裁量があり、昔の個人商店街のような人間らしい働き方ができる。各種シェアサービス利用を極めると、好きな時間に好きな場所で好きな事を仕事にする個人主体のライフスタイルが実現。
  2. 今すでに持っているものだけでも収入アップ
    個人の遊休資産の活用で、基本的にはプラスαで何かを生産・習得する必要なし。月1円にもならなかったことが月1万円~5万円の収入になる。(「昔からの空き部屋を貸し出す」「スマホアプリのオススメな使い方を1時間3千円で教える」など)
  3. 一芸に秀でた個人がエンパワーメントされて報われる場所
    レビュー評価による競争で勝ち抜いた個人に仕事が集中し、高時給で仕事ができるようになる。
    会社のように平均的な能力が高い人が評価されるのではなく、「一つのことだけを頑張ってきた人」が報われやすい場所。
    あくまで月1~5万を稼ぐのがメインの為の場所なので、本業収入(月25万円以上)に達する人は販売ホストの中でも数百人に1人レベル。ここで自信をつけて独立・開業のステップアップにする人も多い。

ゲスト(個人・法人)視点の2つのメリット

  1. 個人スキル活用で各サービスが格安で購入できる
    スキルシェア(CtoC)、クラウドソーシング(主にCtoB)で個人の尖ったスキルを、従来の相場価格の50%~75%OFF以下の値段で購入できる。資本力の少ないベンチャー・中小企業もスキルを簡単に調達できる環境に。(逆に言うと、社内資本の維持コストが多い大企業が不利な時代に)

    個人相手でもサービスのクオリティは「レビュー機能」が担保。レビュー評価を勝ち抜いた個人サービスが法人よりサービス品質で上回ることは珍しくない。

  2. 少ない金額で多様な商品・サービスの使用を楽しめる
    同じものをみんなでシェアするから従来価格よりも何倍も安く、商品・サービスの使用を楽しめる。商品の「所有」ではなく、「使用」に価値を見出す消費行動。
    (例:月額8千円で毎月3着(4.5万相当)の服がレンタルできるサービスなど)

社会的な6つのメリット

  1. 人の自然なつながりが復活して無縁社会の解決に
    「助けてほしい人」「助けられる人」同士のつながりは従来の人間関係の自然な接点になりやすい。また同じものを「分かち合う喜び」を感じやすく、人同士で得られる喜びを感じる機会が多い。
    ただ、サービス利用時に相手と無理して仲良くなる必要があるわけではないので、人間関係で疲弊することもない。一般的な、異業種交流会などの「交流の為の交流の場」は疲弊しやすいデメリットがある。シェアサービス利用を続けると、自然に価値観の近い人とだけ人間関係が築かれていく。(「民泊で泊まった家の人と仲良くなり、今度は自宅に招待する」「対面でサービス提供後にカフェで雑談をする」など。
  2. 社会全体の需要と供給のマッチングの精度が上がって「生産性」が向上する
    社会に眠っていた遊休資産が市場にでてくるので、より合理的で生産性の高い社会になる。シェアサービスが普及することは、既存産業の市場シェアを奪うよりは、新しい市場創出によるプラス効果の方が大きくなる。
  3. モノを買わない時代の新しい市場創出
    「モノ」消費から「コト」消費への移行の受け皿。(観光分野でも現地で「モノ」を買うより、現地ならではの「コト」(体験)を楽しみたい人が増えている)
    レンタル型シェアサービス(BtoC、CtoC)は多様な消費ニーズを刈り取る受け皿にも。(格安で色んな服・バッグが持てるなど)

    「法人サービスより単価が安いから、消費が落ち込む」という意見もありますが、実態としては一度使うと皆ハマってハードリピーターになって消費を増やす効果があります。ただし、GDPに反映されにくい豊かさが増えていきます。

  4. サスティナブル社会の実現
    資源の有効活用で持続可能な社会に近づける。ある人にとって「死んでいた価値」が、ある人にとっては「価値」になる。シェアサービスが流行るほど、社会の需要と供給のマッチングの精度が上がるので、社会全体の無駄が減る。(中古品の売買や、近所の廃棄食品を受け取れるサービスなど。
    ※逆に、副作用として各サービスの平均単価が下がることで割を食う人も発生。市場に供給者が増えたことによる市場原理が働いているだけなのでシェアサービスが本質的に悪いわけではない。「無駄」を売ることで利益を上げることが難しい時代に。
  5. 「グレーゾーン弱者」「隠れ弱者」が救われる場所になる
    社会の中で明確に弱者と位置づけられるほどではない「弱者」が救われる場所になる。(家庭内でこだわりの料理をしていたけど旦那に何も褒めてもらえない主婦が、家事代行のレビュー評価で人気ランカーになって報われる、など)
  6. 将来的な地方創生の有効施策の一つになる
    財政の厳しくなることが予測される日本の行政サービス(公助)ではカバーできない地方で個人の助け合い(共助)を実現。また、地方在住でもITを通じて収入の確保になり、地元が「離島」などでもUターンして、その場所で働ける時代になる。ただし、地方の行政サービスがまだ有用である間は、代替サービスであるシェアサービスは地方で広まりにくい状況。(ご近所サポートのシェア、オンラインのスキルシェアなど)

など、従来社会の「個人が人間らしく働きにくい企業社会(BtoC主体社会)」「人と自然につながる接点がない無縁社会」「大量生産・大量消費社会」の欠点を一度に克服することができる可能性を秘めています。

シェアサービスを実際に使ってみたいと思った方は、以下の記事をご参考にしてください。
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