メディアの価値を最大化する為に決めた3つの運用ポリシー

戦略活用コラム

こんにちは。シェアリングエコノミー研究家のこういちです。
会社員生活8年間を経て、来月から本格的にフリーランスになりますが、未知の領域に突入する感覚です。。

さて、活動の軸になるこのサイトに対するコンセプトを固めることができたので、詳しく書くことにします。

この時代、Webメディアを立ち上げるハードルが低くなりすぎて、そこら中に乱立はじめていてカオスな環境です。そんな中、「自分のサイトの価値を最大化するのはどうすれば良いのだろう」と悩んだ結果、3つの運用ポリシーを掲げることに決めました。

当サイト内の全記事を「①中立視点×②実体験×③独自の切り口」という3つのポリシーを元に作成します。この3つの条件をクリアしたメディアこそ情報価値が最大化されると考えたからです。

現状のWebメディアの問題点を解決する3つのコンセプト

①「中立視点」を維持できる環境を大事にする

グーグル検索すると「偏ったランキングのアフィリエイトサイト」「恣意的なステマ記事」が氾濫しています。WELQの不正確な記事問題も記憶に新しいかと思います。スキルシェア(≒クラウドソーシング)の発展によって、超格安ライターが低コスト&ハイスピードで記事を量産できる時代になったことに対して、グーグル検索のアルゴリズムが追い付かないことが要因だと思っています。

それでも、30代以上の人は今までの慣れでグーグル検索がメインの情報収集のままの人も多いでしょう。一方で、若者はTwitter検索やインスタグラム検索も使って、リアルな情報を拾いにいく人が増えてきています。

Googleは使わない、SEO対策しているから——Instagram有名人のGENKINGが語った10代の「リアル」
「Googleで検索すると文字が出てくるし、(検索結果は)SEO対策されている。あとはスポンサー(広告)とかが上がってきて…ネットってリアルじゃない。
Googleは使わない、SEO対策しているから——Instagram有名人のGENKINGが語った10代の「リアル」

こうした時代の流れを受けて、「中立視点」でないサイトはミレニアム世代からは今後間違いなく無視されていくはずです。

恣意的な記事を書くことで収益が上がるビジネスモデルになってしまっていることがそもそもの問題で、何のポリシーもなくサイト運用しているとお金の誘惑に負けてステマサイトになっていく可能性が上がります。

そうならない為に、アフィリエイト収入に依存しない収益モデルにすることが重要です。当サイトは、アフィリエイト収入・バナー収入に依存しない収益モデルでメディア運用することを決めています。
※シェアエコの中立視点のアドバイザーとして収益を上げる予定。そのため、「中立視点」なことが、最終的には最も価値が上がる立場になっています。

また、シェアリングエコノミー業界に関心は強いけど、業界の会社で働いたりはしません。業界のインサイダーの立場になってしまうと、業界を俯瞰する立場(アウトサイダー)として中立を維持できなくなってしまう為です。

②「実体験」であることが重要(一次情報の発信元になる)

ここ数年、キュレーションメディアの発展で、一次情報を発信するメディアが損をする時代になってしまっていました。しかし、金太郎飴のようなWebメディアの乱立にうんざりした人も増えてきた反動で、一次情報を発信するメディアへの潜在的なニーズが高まってきています。

私自身、足を運んで調べた一次情報のサイトはブックマークしますが、二次情報のサイトは相対的にブックマークする割合が減ってきています。また、当サイトが専門的に扱う「シェアリングエコノミー」というテーマが「使ってみないと価値が分かりにくい」類のサービスである為、二次情報メインのサイトになってしまうと途端に真実味が薄れて、メディアとしての価値が低くなってしまいます。

③「独自の切り口」でまとめる(オピニオン型メディア)


当メディア立ち上げ時に、「客観的な記事を心掛けるべき」という意識で記事を作っていましたが、作った記事の内容がどうにも面白くないし、内容も伝わらないことが気になりました。改めて自分が好きでブックマークしているサイトを回遊していた時に、何か問題点であるかに気づきました。

問題だったのは、記事を書いた人が、どんなポジションの人で、どういう価値観・性格で、どんなライフスタイルの人なのか分からないと「各記事の意味や意図が伝わりにくい」という事です。

例えば、以下のような3つの記事があったとします。

量産型キュレーションメディアの匿名ライターがオススメするオシャレカフェ10選
コーヒー専門店の40代店長がオススメするオシャレカフェ10選
流行に敏感な女子大生がオススメするオシャレカフェ10選

上記①~③の記事全てが「オシャレなカフェ」という情報を伝えてはいるものの、その背景にある書き手が異なることで、情報の捉え方が変わってきます。一番得られる情報量が少ないのが、①の場合でしょう。

それに、シェアリングエコノミーはあくまで人それぞれのライフスタイルの中の適切なタイミングで活かせるもので、人によって使いどころのポイントが異なってきます。どういう人がどういう前提でシェアエコサービスを使った上で評価しているのか分からないと、読者が各サービスの価値を正しく把握できなくなってしまいます。

それゆえ、記事内容は「中立視点」を心掛けつつも、自分の価値観を元に主観的な意見もしっかり伝えることにしました。(こうした「ブログ」と「メディア」を足して割ったようなサイトは「オピニオンメディア」と呼ばれています)

なので、シェアリングエコノミーとは直接関係しないこのような自分の考え方を紹介する記事もドンドン書いていくつもりです。その方が、結果的に読者に役立つ情報を提供できると考えるからです。